能登半島地震は2007年の3月25日に発生した。マグニチュード6.9、最大震度6強の大きな地震だった。全壊家屋684棟、半壊家屋1733棟、一部損壊26932棟と住宅に大きな被害が出た。また、残念ながら1名の方がこの地震により亡くなってしまった。
中越・KOBE足湯隊(現KOBE足湯隊)が結成されたのもこの地震がきっかけだ。地震発生の5日後の3月30日から現地入りし足湯ボランティア活動を行ってきた。それ以来、20回以上にわたって能登半島に通い続けている。私もこの災害をきっかけにボランティア活動をはじめた。
能登半島には「能登はやさしや土までも」という言葉があるが、今回の訪問ではまさにその言葉を実感することになった。久しぶりの訪問となったが、みなさんが暖かく受け入れてくださり、お話を聞き、一緒にご飯を食べお酒を飲んだ。鹿磯集落のUさん、輪島のFさん・Mさん、穴水のHさん、偶然温泉で出会ってお寺に招いてくださったTさん、小牧壮年団の皆さん…。しかし、ふとした時に「ポツリポツリと人が亡くなったり出て行ったりして、さみしくなるよね」とおっしゃる方もいた。そんな皆さんに私たちはどんなことが出来るのだろうと考えてみる。口々に「来てくれるだけでいいんだよ」とおっしゃってくれた。
KOBE足湯隊も世代交代が進み、能登半島地震発災当時のことを知るメンバーは数少ない。そうした中、地震から7年経った能登半島と今後どういった関わりが出来るのかを今回の訪問をきっかけに考えていきたい。(事務局・頼政良太)

※次回からは一緒に訪問した学生の感想も紹介していきます。
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