2014年01月30日

3日間の派遣を終えて

被災地NGO恊働センターです。
2013年の年末に当センターが事務局を担っているKOBE足湯隊の学生さんと共に能登半島を訪ねました。7年目を迎えた被災地、能登をレポートしていきたいと思います。今回も一緒に能登半島を訪ねた学生さんの感想を紹介します。

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3日間の派遣を終えて
大坪恭子さん(神戸大学3回生)
3年になる私ですが今まで能登で足湯をしたことはありませんでした。過去の話を先輩から話に聞くことはあっても、最近は中々関われていなかったため現在能登がどのようになっているのかもわからず、今後の関わり方について考えあぐねていました。そこで今回の派遣を組んだわけですが、色々得たことは大きかったです。
夜の千枚田にて(能登レポート4).jpg
夜の千枚田にて記念撮影

鹿磯での足湯(能登レポート4).jpg
鹿磯での足湯

江尻屋(能登レポート4).jpg
宿泊した江尻屋

 印象的だったのは、現在輪島市の復興住宅に住んでいる人のお話でした。足湯隊が仮設時代にお世話になった2人にお話しを伺ったのですが、2人とも仮設時代の方が楽しかったとおっしゃっていました。今まで、仮設の不自由さについて聞くことはあっても、仮設が楽しいという声は聞いたことがなかったので驚きました。仮設に集まったのは地域がバラバラの住民だったにも関わらず、お互い声をかけあったり、集会所に集まったりして、本当に楽しかったし、それが懐かしいということでした。逆に、復興住宅に入ってからは、集会所もなく集まるきっかけがなかったり、新しい住民が入ってきてもあいさつがなかったりと、つきあいがめっきり減ったことのことです。そこの復興住宅は輪島市の空き地の関係で、他の集落からも離れている場所に建てられており、それも交流があまりないことと関係しているかもしれません。改めて、住宅と人の生活が密接に関わっていることを感じました。

 また、今回は能登半島の道下集落で活動している金沢大学の足湯のサークルとも交流をもつことができました。もともと足湯隊が足湯を伝授した団体だったのですが、最近は関わりが持てておらず、12月初旬の全国足湯ボランティア交流会をきっかけに再びつながることができました。金沢市にて、お互いの活動の現状について話し、今後それぞれの活動に参加するのはどうか?という話もでました。数少ない足湯をする団体として今後も大切にしていきたいご縁です。

 最後に、今回地域の問題としてひしひしと感じたのは「若者がいない」ことです。足湯をした時、社協の方にお話を聞いた時、色々な人が「若者が出て行ってしまって、今後町や集落がどうなっていくのだろうか…」とおっしゃっていました。海も山も自然豊かで、食べ物はおいしく、祭りも盛んで、本当にいい土地だと思うのですが、仕事や刺激を求めるとやはり都会への流失はまぬがれないようでした。小さい集落特有の確執もあるようで、ソトモノ、ワカモノの私たちにできることはあるのでは?と考えました。

 今回の派遣は、どちらかというと能登半島との関わり終えることを見据えての派遣だったのですが、色々な可能性や問題点も見えてきました。色々な方から、こんなに年数が経っているのに能登に関わってくれていることが有りがたい、継続的に能登に来てくれるだけでいい、とも言われました。
 「最後のひとりまで」を考えながら、この能登派遣についてこれからミーティングを重ねてまとめていきたいと思います。

KOBE足湯隊は被災地に足湯を届け、人と人とをつなげる・つながる活動をしています。KOBE足湯隊の活動にご協力をよろしくお願いします。
〇郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
  *連絡欄に「足湯隊」と明記下さい
〇ゆうちょ銀行 支店番号:一一九(イチイチキユウ)店/店番:119/当座0068556/受取人名:ヒサイチNGOキヨウドウセンター
posted by 能登 at 14:36| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2014年01月22日

足湯隊能登派遣に行って

7年目の被災地~能登はやさしや土までも~ No.3

被災地NGO恊働センターです。2013年の年末に当センターが事務局を担っているKOBE足湯隊の学生さんと共に能登半島を訪ねました。7年目を迎えた被災地、能登をレポートしていきたいと思います。今回も一緒に能登半島を訪ねた学生さんの感想を紹介します。

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足湯隊能登派遣に行って
橘 苑実さん(神戸大学2回生)
 今回の能登派遣は、わたしにとって初めての足湯でした。能登行きが決まったのは、派遣に行きたい、と思い始めていた時と、たまたま予定していた人数に空きができた時が重なったためでした。そんな運とタイミングが重なって叶った初めての足湯でしたが、門前町の集会所において、来てくださった方々と学生とがお話をしているときのゆっくりした空気に、心がとても温かくなったのを覚えています。皆自分たちが若かったころや、この地域の生活について笑顔で話をしてくださり、学生たちはそんなおじいさん、おばあさんたちの周りに自然と集まっていきました。お話は足湯を行なう最中にも続き、同級生や先輩方の行なう足湯を見ながら、震災当時は、たとえひと時でも、地震の脅威に疲弊した人たちの心がこうして休まっていたのだと思いました。その集会所での足湯には何物にも代え難いゆったりとした空気が流れており、足湯を終えた方たちがお帰りになるときはとてもさびしく感じました。
能登半島地震のプレート(能登レポート3).jpg
能登半島地震についてのプレート

 能登ではたくさんの出会いがあり、とても3日間の出来事とは思えないほどでした。一人ひとりの名前を覚えようとあだ名で呼んでくださっていたUさん、二日目に夕ご飯をご一緒したFさん、Mさん、初めて会った私たちをご自宅に招いてくださったTさん、穴水社会福祉協議会のみなさん、小牧壮年団の方々など、多くの方が、私たちを暖かく歓迎し、訪問をとても喜んでくださいました。そのたびに、震災当時の足湯隊の活動によって生まれ、続いてきたつながりの強さ、暖かさに驚かされました。ある方が、「(様々な事情で)今回の派遣に来ないという選択肢もあったはずだけど、(結果的に)来るという選択肢をとったことで、今の出会いがある」と仰っているのを聞いた時、私は「来る」ことができてよかったと心から思いました。
牡蠣をごちそうになりました!(能登レポート3).jpg
牡蠣をごちそうになりました!

 しかし同時に、今回の能登派遣では、震災当時のお話から始まり、公営住宅での問題や過疎化についてなど、能登が抱える様々な問題についてたくさん耳にすることになりました。地震で生まれた問題に加え、地震をきっかけに表面化したまちの問題も、今なお能登半島にはたくさん残っているのだと思いました。
暖かい経験をたくさんさせていただいただけではなく、そのような震災後のまちが直面する重大な問題について、これからも継続的に考えていかなければならないということに改めて気づかされた3日間でした。
道中のお寺にて(能登レポート3).jpg
道中のお寺にて

※ブログもぜひご覧ください!(http://ngokyodo-noto.seesaa.net/
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2014年01月16日

7年目の被災地~能登はやさしや土までも No.2

被災地NGO恊働センターです。

2013年の年末に当センターが事務局を担っているKOBE足湯隊の学生さんと共に能登半島を訪ねました。7年目を迎えた被災地、能登をレポートしていきたいと思います。今回からは一緒に能登半島を訪ねた学生さんの感想を紹介します。

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奥澤絢子さん(神戸大学2回生)
 3日間でたくさんの人と出会いましたが、どの人も「遠くからよく来たね」「会えて嬉しい」「またおいで」など、たくさんの温かい言葉をかけてくださり、足湯隊が能登の人たちに愛されていることを実感しました。そして、一回目の派遣から足湯隊を知っている方々のお話を聞き、6年という足湯隊と能登の人たちとの付き合いの深さを感じました。
鹿磯の風景(能登レポート2).jpg
 海風が非常に冷たくて、しばしば体調を崩して辛い時もありましたが、たくさんの温かい方々に出会い、美味しいものをたくさん食べ、きれいな景色に感動し、身も心も一杯になった3日間でした。
 最後の派遣になるかもしれないとのこでしたが、私はまた能登に行って、今回出会った人たちと会いたいです。それから、お熊甲祭りにもぜひ参加したいです。
能登半島の夕日(能登レポート2).jpg

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